オゾン水洗浄の給水管メンテナンスならオゾンクリーン株式会社｜よくある質問・ご依頼の流れ

給水管オゾン洗浄工法とは、どのような工法ですか？

給水管の内面に付着した有機物の塊（スライム・スケール）や水溶性の赤錆を、オゾン水で分解し剥離させながら、圧縮空気でウォーターハンマーを起こして排出します。同時にオゾン水の殺菌力で内面も滅菌します。
当社では配管の状態に応じて、クエン酸の強い酸化力を生かした洗浄工法を実施しています（オゾン水では緑青の剥離ができないため、クエン酸の力を活用します）。

高架水槽のあるビルやマンションはどのように工事するのでしょうか？

オゾン水生成装置を使い、揚水ポンプ2次側から高架水槽まで通水して揚水管を洗浄します。次に1階の管端から高架水槽へオゾン水を送水して共用部を洗浄。共用部の洗浄終了後に､各専有部分を洗浄します。
受水槽しか無い加圧給水方式の場合は、揚水ポンプを介して最上階のPSまで通水して揚水管を洗浄。その後、専有部分を洗浄します。

一戸建ての配管は
どのように洗浄するのですか？

基本的には水道メーターを外して、オゾン水を直接通水しますが、仮設タンクを用意して中継する場合もあります。

洗浄時の断水時間は
どれくらいですか？

50世帯程度のマンションまでは、共用配管洗浄時に1日（9時頃～17時頃まで）の断水となり、工事後はすぐに水が使えます。専有部分は、各世帯の洗浄時のみ1～2時間程度の断水です。商業ビルの場合は全断水となりますが、トイレは使える場合があります。一戸建ては作業時間中（2～3時間）断水します。

室内ではどのような
作業をするのですか？

汚れた水が飛び散らないよう、各蛇口に養生を行ってから洗浄（汚れが詰まりそうな箇所は事前にストレーナーを取り外します）。通水確認・復旧を行い、作業を終了します。

給湯器・給湯配管は
洗浄できますか？
また、排水管も同時に
洗浄できますか？

はい、可能です。古い給湯器や電気温水器は圧力を掛けると破損することがありますので、バイパス管を設置してから工事いたします。
排水管の同時洗浄については、蛇口から出たオゾン水を流すことで二次的に洗浄できますが、大きな硬い詰まりまでは除去できません。高圧洗浄との併用をご検討ください。

タンクの清掃をしていないのですが、オゾン洗浄で同時に清掃できますか？

通常は、タンク清掃と併せて給水管洗浄を行います。毎年定期清掃されている場合は、そのまま洗浄を行います。2年以上定期清掃されていない場合、事前にタンク清掃を実施してから給水管洗浄を実施します。

洗浄工事を行った後、
オゾンが残りませんか？

洗浄後にオゾンが残ることは100％ありません。オゾンは不安定な物質で、常に分解反応を起こしています。気体のオゾンは常温で1～3時間、水中のオゾンは10～15分で消滅（酸素と水素に分解）します。洗浄工事後はオゾン水を通常の水道水と入れ替えて通水しますので､オゾンは残りません。

オゾン洗浄をすると、どのくらい配管寿命が延びるのですか？

配管の腐食耐久度は、材質・水質の違いによるため、どのくらい寿命が延びるのか一概に判断することはできません。当グループの追跡調査結果では、ライニング鋼管の場合、約5年周期の洗浄で、スライムの成長速度、配管腐食率が進行する前段階で進行を抑えられるデータが出ています。汚れが目立つ前に洗浄することが、延命効果を上げることになります。

オゾン水によって配管の金属が腐食しませんか？

オゾンの状態により腐食しやすい条件や金属がありますが、オゾン水洗浄は洗浄時間が短時間のため、配管の地肌材質には影響を与えません。また、オゾン水が流速のある状態では表面に被膜を生成します（薄膜）。
オゾンにより腐食しやすい金属は、アルミニウム、亜鉛、真鍮です。これらの素材で作られた器具の耐久寿命は比較的短いため、オゾン水洗浄時にこれらの金属が影響する場合は改修を伴うことが多くなります。

クエン酸洗浄で緑青を剥離すると、銅管が傷みませんか。

銅管内部の緑青は「酸化被膜として銅管を保護しているので、剥離すると銅管が傷みやすくなる」という指摘もあります。緑青に毒性は無く、閉塞しているわけではないので、除去の必要はありません。ただし、大量に付着していると流出して、洗面台や浴槽に色を付けてしまうことがあり、その前に除去する必要があります。
クエン酸洗浄は、緑青の表面層を薄くする程度です。酸化被膜は残り、強度は落ちません。また、オゾン水を流すことにより、完全にクエン酸は除去され、残留による過剰反応も生じません。ただし、漏水が生じたことがある古い配管の場合、さらに穴が開くことがありますので、クエン酸洗浄を実施できません。

クエン酸水による体への害はありませんか？

クエン酸水は食品添加物なので、摂取したとしても体への害や危険はありません。ただし、配管の汚れと反応したクエン酸水には銅や鉄分が混入しているため、洗浄が完了し通常の水に戻るまでは飲料水として使用することはできません。